風呂敷・小さいサイズから大判まで・用途いろいろ、エコでも注目

風呂敷は物の持ち運びなどに使われている日本の伝統的な「布」。さまざまな素材、大きさのものがありますが、幅1メートルを超えるような風呂敷については「大判風呂敷」と呼ばれることがあります。レジ袋等の害が叫ばれる現在、エコな大判風呂敷の存在が見直されています。

風呂敷

風呂敷は、日本古来の「布」で、その起源について詳しくはわかっていないものの、正倉院に風呂敷らしきものが所蔵されていることから、奈良時代には存在していたのではないかと考えられています。風呂敷にはさまざまな大きさのものがありますが、物を包んで運ぶという基本的な使い方は現在もほとんど変わりません。幅が1メートルを超えるようなサイズの風呂敷については「大判」と呼ばれることもあります。

風呂敷の歴史

奈良時代には存在していたのではないかとされる風呂敷。しかし、正倉院の所蔵品は現在の風呂敷とは少し違いがあり、紐により包む物を固定する仕組みになっていたようです。
風呂敷が「風呂敷」として世の中に登場したのは、室町時代のことだとされています。時の将軍・足利義満が、足利家の家紋の付いた布に、衣服を包んでから入浴したことから、この家紋の付いた布を「風呂敷」と呼ぶようになったとの説です。その後は一般大衆にも同様の使い方で風呂敷は広まっていきました。

風呂敷のイメージ

一般の方の風呂敷に対するイメージはどのようなものなのでしょうか?風呂敷といえば「唐草文様」。一昔前なら「古い」や、泥棒のイメージを持つ方も多かったと思いますが、それはあくまでも漫画やバラエティーでのお話。今や風呂敷はエコな存在として多くの若者にも認識されている存在です。
確かに風呂敷は、コンビニ袋のように使い捨てはしません。繰り返し、繰り返し使えます。以前のような、典型的な風呂敷のイメージを持つ人は少数派で、多くの人は風呂敷について「エコ」や「おしゃれ」といった良いイメージを抱いているようです。



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風呂敷の唐草文様

風呂敷

多くの人が風呂敷に良いイメージを持っていることがわかりましたが、あのイメージを持っている方はいませんか?そうです、唐草文様です。私にとって風呂敷はまさに唐草文様です。
この文様、実は歴史的にひじょうに縁起の良いもので、泥棒とはまったく関係ありません。イメージとは恐ろしいものです。唐草文様は日本のオリジナルではなく、遠くエジプトから輸入されたものだとされています。唐草文様の風呂敷は、江戸の頃には既に定番になっていて、寝具を包むためなどに使われていたとされています。

風呂敷・その他の模様

唐草文様のほかにも、風呂敷に良くデザインされる文様があります。これらの文様は、唐草文様同様、縁起のいい吉祥文様です。なかでも「花鳥風月」をテーマにしたものが多く見られます。

風呂敷のサイズ

風呂敷にはサイズがあります。用途に合わせて、さまざまな大きさの風呂敷を使いこなします。風呂敷の大きさは「幅」という単位で表します。

  • 中幅(約45センチ)
  • 尺三幅(約50センチ)
  • 二幅(約68センチ)
  • 二尺幅(約75センチ)
  • 二四幅(約90センチ)
  • 三幅(約105センチ)
  • 四幅(約128センチ)
  • 五幅(約180センチ)
  • 六幅(約205センチ)
  • 七幅(約238センチ)

風呂敷はこのようにサイズが決まっています。使いやすさから考えると「尺三幅」から「三幅」までのサイズがあれば、かなり幅広い用途に対応できるでしょう。
現在では、このサイズにとらわれない製品も多く販売されています。

風呂敷大判風呂敷とは

大判風呂敷は、二四幅以上の大きさを持つ風呂敷の総称と言っていいでしょう。特に「大判」であるための規定のようなものはありません。大きいサイズの風呂敷です。

風呂敷の素材

現代の風呂敷にはさまざまな素材が使われています。伝統的に使われているのは「絹」や「綿」といった素材です。

風呂敷

絹

「絹」は、しなやかな質感を持ち、フォーマルなシチュエーションでの使用に適しています。エレガントでツヤのある美しい風呂敷で、大切な方へのギフトを持参するといいでしょう。

風呂敷綿

「綿」は丈夫でしっかりとした作りが特徴です。扱いに神経質になる必要がない、しっかりとした素材は、重い物を包んでも大丈夫です。

風呂敷ちりめん

ちりめん

伸縮性の高い「ちりめん」も風呂敷によく使用される素材です。この伸縮性の良さから、物が包みやすく、なおかつ美しく包めるとして、とても人気です。

風呂敷化繊

ナイロンやポリエステルといった化学繊維を素材として取り入れている風呂敷も多くあります。化学繊維の風呂敷は、洗濯機での洗濯ができるなど、扱いやすさが魅力です。


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風呂敷の秘密

風呂敷は、実は正方形では無いことをご存じですか?風呂敷は、理由があって正方形ではありません。風呂敷は正方形ではなく、上下左右があるのです。上下の二辺が左右よりも長く作られていて(3センチから5センチ程度)、この長さの差により、斜めに引き合う力が発生することで、強固な結びを作ることができるのです。

風呂敷の使い方

風呂敷

風呂敷は古くから使われ、時代の進行とともに、さまざまな用途に使われるようになりました。お中元などを包む用途に適しているのは「二幅」程度の風呂敷でしょう。この「二幅」はもっとも一般的な風呂敷のサイズに当たります。
ショッピングバッグのように使いやすいのは「二四幅」。最近、風呂敷の使い方で注目されているワインや日本酒のラッピングにちょうどいいサイズです。引っ越し等で大荷物を運ぶ場合は「五幅」。さらに大きい「六幅(約205センチ)」は、テーブルクロスなどにも使用されることがあります。

エコが求められる時代に見直される風呂敷

風呂敷は「1枚の布」ではありますが、古くから「物を包んで運ぶ」という役割を果たしてきました。同じ役割をするものには「バッグ」や「スーツケース」などがありますが、それらの多くは風呂敷のように折りたたむことはできません。使わないときは小さくたたんでしまっておける風呂敷は、フレキシビリティー(自在性)を備えた優れ物です。
現在、コンビニやスーパー等のレジ袋を見直す動きが活発です。資源の無駄遣い、環境破壊、生態系への影響など、さまざまな危険が指摘されているレジ袋。そんなレジ袋の代役として、エコな風呂敷の存在は注目を集めています。
レジ袋の使用を見直し、そのすべてを風呂敷に変えることで、地球温暖化防止に貢献できると考えられています。日本で廃棄されるレジ袋は、約60万トンにも上ると言われています。私たちのひとり、ひとりが真剣に考えなければいけない時に来ています。

現在における風呂敷の役割

エコが求められる時代となり、評価されている風呂敷。実用的な風呂敷の役割が多くの人に認められた結果だと言ってもいいでしょう。
現在はギフトとしての需要が増えているようです。地域によって違いはあるようですが、婚礼や仏事の返礼品として贈られることがひじょうに多いようです。風呂敷は日本人の生活に合わせて、柔軟に変化してきました。「価格帯」や「デザイン」、そして「邪魔にならない」。日本人が贈答品選びをする上で考慮する要素を、風呂敷は持ち合わせているのです。

風呂敷

小さなサイズから大判風呂敷まで、エコで注目

風呂敷は日本人の生活と共に発展し、その形を変えてきました。現在は、繰り返し使用可能で、コンパクトにたたんでおける風呂敷は、スーパーやコンビニのレジ袋の代用品になる、究極のエコアイテムとしても注目されています。



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