住設であるビルトインガスコンロ、ガス給湯器
ビルトインガスコンロはとても見た目はスマートで人気なものの、不満がでてくると組み込まれているものなのでなかなか取り換えもききません、そんなビルトインコンロの住設、そしてガス給湯器という住設についてご紹介いたします。
ビルトインガスコンロの選びかた
家庭用ガスコンロは大きくわけてガステーブルとビルトインガスコンロの2つがあります。ガステーブルの場合設置も簡単ですが、その分スマートにはならず、見た目があまりよくない……そう感じている人も多いです。
それに比べて一体型となっているビルトインガスコンロはガス台とコンロが一体化しており、すっきりとした見た目が非常におしゃれです。
また余計な埃や油汚れが入り込むスペースもないので清掃もしやすく、これから検討している人も多いものです。
ビルトインガスコンロの天板幅は2タイプとなっており、60cmと75cmのものがあります。
60cmのものはバーナーの間隔は少し狭いものの、調理スペースが広く取れるというメリットがあります。
そして75cmタイプのほうは調理スペースがその分圧迫されてしまうものの、そのまま天板にお鍋が置けたりとコンロスペースに余裕があるので非常に便利です。
人によって料理をするスペースはさまざま、なのでもし調理スペースが広い方がいい!という場合は60cmタイプを、そして大きいお鍋の調理が多かったり、また全口使っての一斉調理をすることが多い場合であれば75cmタイプがおすすめです。
作る料理や、普段の習慣から好きな方を選ぶのがおすすめ、他にも電気圧力鍋などの設置も考えている場合なども考えていき、自分にあったビルトインガスコンロを設置するのがおすすめとなっています。
尚、天板についてはサイズがありますが、基本グリルの部分は両方とも同じです。
天板が広いことで起こるメリット・デメリットはありますが、それによって火力まで異なる、ということはないので安心していただけます。
また両方ともシステムキッチンであれば組み込みことが可能です。
- 調理スペースが広い方がいい場合は60cmタイプがおすすめ
- 大きいお鍋の調理や全口使っての一斉調理には75cmタイプがおすすめ
ビルトインガスコンロのメリット・デメリット
ビルトインガスコンロにはメリット・デメリットがあります。
しかしデメリットはきちんと相談し、適切なものを選択することで回避しやすいので両方とも把握しておき、自分にあったポイントも踏まえて選んでいくのが大事です。
ビルトインガスコンロのメリット
キッチンは調理スペースということで油を含んだ空気が対流しやすい場所となっています。
そしてそれは隙間に埃や手あかが付着してしまいやすいもの、台所の掃除をしているコンロ周りだけではなく気が付けば他の部分も油汚れがついている……というのは油を含んだ空気がそのまま定着してしまっているためなのです。
ビルトインガスコンロはそのメンテナンスがとても簡単なものとなっており、汚れをが入り込みにくいデザインも多いビルトインガスコンンロは凹凸を減らしたフェイスも多いもの、それは一拭きでお手入れが完了する簡単なメンテナンスで綺麗な状態を持続させることができます。使用していないときはすっきりとみせ、そして使用したあとはお手入れが簡単、そんな普段のお手入れから便利なものとなっています。
またビルトインガスコンロの機能はとても充実しており、中には温度調節機能、自動で火力を調節してくれる機能、設定時間で自動消火などお料理にあわせた火力はもちろん安全性も十分なものがでています。
特に温度調節が大変な揚げ物に対応しているものは非常に便利!天ぷらを最適な温度設定で揚げることはもちろん、ハンバーグやホットケーキなど焦げやすいものでも大活躍です。
またコンロで炊飯も可能で、ガス焚きの美味しいごはんが楽しめる、そんなメリットもあります。これは節電にも貢献しています。
他にも湯沸かし機能やコンロ調理タイマーなど、うっかりミスを減らしてくれる機能が満載になりつつあるビルトインコンロ、こうした便利な部分からビルトインコンロの住設を考えている人がふえています。
ビルトインガスコンロのデメリット
システムキッチンになら取りつけ可能なビルトインガスコンロですが、ビルトイン=組み込むということなので、自分で簡単に設置出来るというわけではないですよね。ということは、あとあと不満や不便が出てきても、再度取り付けるには業者に依頼をし、工事費用などがかかってしまうということです。
高機能でスタイリッシュな分、置き型コンロよりも本体のコストがかかってしまうのも難点です。
ビルトインコンロは、安い買い物ではないですし、長く愛用していきたいからこそ、設置の際には信頼できる専門業者にお願いしたいものです。
親切で丁寧な業者の選び方のポイントとして、ビルトインガスコンロについて知識が豊富であるか、ガス器具メーカーが定める基準をクリアした施工業者であるか、撤去作業費用なども含めて料金が明瞭であるか、欲しいコンロが設置できるか実際に見て訪問見積もりに応じてくれるか、全国対応または自分の地域も対応しているか、会社のウェブサイトには電話番号がわかりやすく記載されていて、電話またはメールで問い合わせが出来るか、など比較検討し、口コミなども参考にすると良いでしょう。創業から10年以上の会社だとより安心ですよね。
ガス給湯器とは
生活の上で欠かせないガス給湯器、蛇口をひねるとすぐにお湯が出る、温かいお風呂に入れる、これらは全て給湯器があってのこととなっています。
ここでは住まいに設置されるガス給湯器、仕組みについてご紹介いたします。
ガス給湯器に必要なのは水、ガス、電気です。
簡単な給湯器の場合でしたら乾電池でも対応可能となっていますが、ガス給湯器には水道管、ガス管、電源線が接続されます。そして沸かしたお湯を住宅内の蛇口やお風呂に供給するためにも給湯器からは給湯管、そしてお風呂の追い焚き菅がでています。
またガス給湯器は暖房にも役立つものとなっています。それが床暖房や浴室暖房乾燥機などで、それをオプションとして持っているのが給湯暖房熱源機です。
温水マットなど別途必要になりますが、非常に便利なオプションで冬も快適、お風呂場の湿気を除去など非常に生活の上で便利な部分が多いです。
ガス給湯器を住設として用いる時選ぶときのポイントについてご紹介いたします。
まずガス給湯器の種類、用途別で種類があり、それは戸建てか集合住宅か、そしてお住まいの広さなどである程度変わってきます。
給湯専用機
給湯専用機はキッチン、浴室、洗面所など蛇口からお湯を出す機能だけにしぼったシンプルな給湯器です。 お湯の温度調整は蛇口の水を混ぜることで調節可能、リモコンもないタイプも多いです。 主に単身者向けあるいは少人数で住むことを前提として住まいに設置されることが多いです。
給湯器の高温水供給タイプ
給湯器の高温水供給タイプはお湯を出すだけではなく浴室にお湯はりができるタイプとなっています。高温水を給湯することで湯量を増やしつつ温度回復が可能です。最近は新しく設置されるケースは少なくなっており、交換するときによく用いられています。
ふろ給湯器
ふろ給湯器は高温水供給タイプと同じような機能がついていて、追い焚き機能が加わります。こちらは循環式になっていますので、リモコンを使用し、湯量をそのままに温度回復ができるタイプです。いま比較的メジャーなタイプとなっています。
給湯暖房用熱源機
給湯暖房用熱源機はお湯を出す機能、循環式の追い焚き、そして暖房機能を兼ね備えたタイプです。ガスである程度まかなえる画期的なシステムです。ファミリー向けの戸建てや、集合住宅などに設置されています。高機能なため交換の際は同じタイプへの交換が必要、また他よりも高額となっています。
以上がガス給湯器の種類、ここから自分の環境に合わせたものを選択することになります。